機能食品通信059号

■今回のテーマ

・ 紙上展示会 

   その2(イラスト編)

 機能食品研究所、梅田です。いつも大変お世話になっております。

 先月号より『紙上展示会』というシリーズを開始しました。東京ビックサイトでの展示会に来られなかったかたから「どんな会話をしているの? 興味有ります。」「来場できなかった方のために紙上展示会みたいな乗りで、写真にあるパネルの内容を説明してはいかがでしょうか?」というお声をいくつかいただきました事から、先月号から数回にわたり、展示会場でよくいただくご質問について、回答もあわせてこの紙上にて説明させていただく事にしました。

皆様より「表紙の絵で杵を持っていたので、いったいどんな話が始まるのかと思いましたよ。」「専門家の先生が研究を凄いスピードでされるなか、絶妙なタイミングで必要な書類・資料を用意される努力。お客さんや被験者さんにも同じようにされている事を知っていますよ。」「わんこそばを、次から次へと入れていく梅田さんの姿が想像できました。確かに一緒に仕事をすると『こんなこともあろうかと』とカバンから補足資料が出て来ますね。」というお言葉をいただきました。皆様、ありがとうございました。とても嬉しいです。

紙上展示会 その2(イラスト編)

■チラシの存在感

 展示会の弊社ブースのチラシ立てには『臨床試験受託』という言葉が目立つ緑色の紙で作ったチラシが入っております。『臨床試験受託』という文字は目立ってナンボだと思いますので文字背景はベタ塗りの黄色で臨床の2文字は朱書き、試験受託は黒文字です。すごく目立ちます。

 展示会の来場者さんは様々なブースを巡られ、カバンには多くのチラシを入れて持って帰られます。そして、その翌日以降にお問い合わせのお電話・メールをくださるのです。そのようなご縁の始まりだったかたには「あのチラシのどこをご覧になって弊社にお電話・メールしてくださったのですか?」と伺う事にしております。

その時、以下のような回答をいただきました。「展示会の会場で機能食品研究所のブースに流れていたビデオの『臨床試験・ヒト試験』という音声を聞いて何となく立ち寄ったんです。その時は、会場中全部を見てまわりたいから、後で詳しく知りたくなったらと読もうと思ってチラシを貰って直ぐに立ち去りました。翌日、昼食後に昨日のチラシの整理をした時に、あのチラシが一番目についたので電話しました。」「問い合わせをしようと思った時、展示会から2ヶ月経っていたんですよ。チラシはどこかに無くしてしまって社名は忘れていたけど、臨床試験と三重大という単語が記憶に残っていたから、ネットで直ぐに検索できた。」「展示会でお会いした梅田さんの顔の似顔絵がチラシに載っていたから、問い合わせ電話をする相手の顔を思い出す事ができ、安心感があった。」

これらの事から、皆さんの記憶に残るような『存在感の有るチラシ』を作る事が、チラシを手にされてから実際にお問い合わせをしていただく事に繋がると再認識できました。

■臨床試験を表現するイラスト

 この紙を読まれている皆様は弊社が【臨床試験】と言えば主に食品・化粧品・ヘルスケア用品の有効性・安全性試験を指すと思っていただけます。

その事について展示会などで初対面の方々にお話を聞きますと『臨床試験』の他に『ヒト試験』『食品試験』『治験』『人体での試験』と呼ばれている方々がいらっしゃいました。そのため本当はチラシに『臨床試験・ヒト試験・食品試験・治験・人体での試験受託』と書いた方が多くの方々とのご縁を得る事が出来ると思います。文字数が多いですが。10年前の起業時に厚労省の健康食品関連の資料を見た時に『ヒト試験』と『食品試験』が併記されておりましたので、最近まで弊社のチラシは『ヒト試験・食品試験・臨床試験』と3つに絞って明記しておりました。

しかし、展示会の時のパネルを見るたび「文字数が多くて目立たないなぁ」と思っておりまして今年の5月の展示会(アイフィア)から『臨床試験』に一本化しました。これで本来なら通り過ぎてしまう方々に気付いていただける確率アップです。併せて補足説明の意味を込め『摂取・塗布』→『採血・測定』→『解析・グラフ化』というイメージが伝わる3コマ漫画も配置しておきました。

その結果、一部の初対面の方々から「ああ、ヒト試験の事ね。イラストを見て分かった。」とか「臨床試験という言葉だけだと何だかピンとこなかったけど。この3コマ漫画で分かったよ。」と言われました。

そして、『臨床試験』に一本化した結果ですが通信(今年の6月号)に書きました通り、多くの方々が何メートルも離れた所から見つけてお立ち寄りくださいました。

 

■臨床試験の被験者さんにもイラスト併用

 少し話は変わりますが、臨床試験の現場でもイラストは活躍しております。

臨床試験の被験者さんに文章で「採血が1日4回有ります」と文章だけでお伝えするのではなく、注射器のイラストを4つ描いておくとより分かりやすいと思います。ほかにも食事を抜いてくださいという【文章】と【食事のイラストにバツ印を付ける】など、併用しております。

 

 このように、いかに分かりやすい書類を作思うようになりましてから、雑誌を見ては「おお、この配色は分かりやすい」、電車の中吊り広告を見ては「この文字の大きさは良い。」「このワンポイントの絵は効果的だ。」「この言い回しは心に残るね。」と様々な表現手法が気になって仕方がない梅田でした。

■メーカー様との打合せでも視認性を追求

 メーカー様との打合せでも、これらの考えは活躍しております。

たとえば臨床試験の測定結果のグラフ作成で説明しますと、メーカーのご担当者のかたは、皮膚の保湿性測定結果の数値が高いと湿性が高くなり、皮膚の蒸散量測定結果が低いとバリア機能が高いという事や血糖値や血圧の正常値についてもご存じです。そのご担当者さま以外のかたがご覧になられた時の事も考えてグラフを作っております。その、グラフ内に吹き出しや矢印にて「数値が高いと保湿性高い」とか、「初期値に対して有意に下がっており、血糖値降下作用があります」と結果や意味の脚注を入れ、どんなにお忙しいかたでもサッと見て把握していただけるように工夫をしております。

 このように弊社では『イラスト・図』と文章の配置について常に考えて続けております。より分かりやすいものを作れるよう、これからも勉強を重ねます。

                        次号へ続きます。

■番外編

 LINEの自作スタンプを、審査登録開始日に登録しましたと今年の4月号で書きました件ですが、日常会話に適していないという理由で作り直しをするよう審査結果が来ました。つきましては、血糖値や血圧などの正常値を、いかに日常会話っぽくすべきか考えているところです。審査通過までの道はまだ長そうです。

  最後のページまでお読みいただき、ありがとうございました。

    差し支えが無ければ回覧いただけると幸いでございます。

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