機能食品通信038号

  • ■ 今回のテーマ

・機能食品研究所は、なぜ10日で速報を出せるのか?(第7回:グラフ編)

・国際航空宇宙展でテーマ曲を脳内再生。

 機能食品研究所、梅田です。いつも大変お世話になっております。

「私は仕事柄、補助金等の審査員をする機会があり、結果が分かっているのにお話しできず、いい結果であってもお伝えできずに、応募者の方に『深読み』させてしまったことが何度もあります。いい結果と分かっていても、お伝えできないのは本当に辛いですよね。でも、前号で、どのように工夫しておられるか拝見して大変参考になりました。」 「創意工夫により14日間で速報提出できる体制を作り、あと4日分の短縮はどうやるの?と思ったら最後は根性なのねと笑えました。確かに梅田さんを見ていると最後は根性で猛ダッシュしちゃうねと納得。」 「通信の過去号で測定機器・評価可能項目・仕様書が載っている号を紐で綴じてパンフレットみたいにして、3部ほど送って貰えませんか?」というお言葉をいただきました。皆様の暖かいお言葉やリクエストのおかげで、弊社は色々な事が出来るようになっております。ありがとうございます。先述のパンフレットみたいな冊子ですが「それ送って欲しい。」というかたがいらっしゃいましたら、お気軽にお知らせください。

機能食品研究所は、なぜ10日で速報を出せるのか?(第7回: グラフ編)

前回は行程の「⑥速報」までお話させていただきました。

全体の流れは以下の通り→【①仕様書作成。②計画書作成:仕様書を基に文章化。③倫理委員会:ヒトでの試験をする為に計画書等の審査。④被験者募集:試験の目的に最適なモニターさんを選出。⑤試験実施:被験物質を摂取・使用し、定期的に測定。⑥速報:主要解析項目のデータ集計・グラフ化。⑦グラフ案:グラフ案を作成。⑧文章案:文章案を作成し、納得のいくまで練り上げ。⑨完成:仕上げ。】

今月号は、「⑦グラフ案」の創意工夫や体験談のお話しです。

 先月号の行程「⑥速報」にて、様々な工夫と根性を駆使しお客様にいち早く速報のグラフ数個と生データをお届けしましたら、次は速報用グラフ以外の測定項目のグラフ案の作成です。

行程①②にて仕様書や計画書を作成する時に、予めお客様に「何に使われますか?」「論文投稿用ですか?」「社内研修資料用ですか?」「何月何日までにグラフが欲しいというご要望はありませんか?」など伺い、こんな図を納品する事になりますねとお話を詰めておきます。この時点で、研究・開発部署のかただけでなく営業のかたや広報のかたともお話を詰めさせていただく事が多いです。例えば、アンケート結果をグラフ化したイメージをお伝えしますと、お客様側のイメージも広がるそうで「それならば、こういう形と色使いのグラフが良いな。」と、ご要望いただいたりと、着地点を思い浮かべたお話ができます。とは言いましても、その話をするのは結果が出てくる半年前だったりするので、いざグラフを作り始める時期にはお客様側での使用用途が増える事が多いです。「やっぱり、カラーだけじゃ無くて白黒版も作って欲しい。」「前は要らないって言ったけど、やっぱりグラフに吹きだしで『数値が有意に増加。つまり保湿性が増加。』のような説明を入れ込んで。」「やっぱり、有意差マークと多重比較補正を考慮に入れたP値だけじゃなく、前に梅田さんが言っていた粗のP値の併記もお願いしたい。」「縦1メートル、横2メートルのサイズでプリントする事にもなったから、線の太さと色の調節も頼んで良い?」「円グラフで頼んだけど、帯状グラフに変更したい。」「パワーポイント2007じゃなくて、2003で最適に表示できる方法でお願い。」「印刷所に送るだけで良いようにイラストレータというソフトで入稿できないかな?」など、グラフ作りの前に言っていただけば、それを目指して作れば良いだけなので、大体のご要望にお応えできます。そうなると、速報用に作って提出済みのグラフの作り直しはせねばなりませんが、それはお客様のお役に立つならばと笑顔で対応。

 私は、弊社にて実施させていただきました試験結果グラフの使用用途やグラフ作成へのご要望が増えるのは良い事と思っております。グラフを作る前に欲しいもののイメージが固まっていらっしゃるのは、こちらとしてもありがたいです。グラフはもとより報告書まで完成してから「追加料金払うから、こういうグラフも新たに作り替えてよ。」と言われた時は、早い時期にお客様のイマジネーションが沸き立つような説明を梅田が出来なかったのではと思い「余分な出費をしていただいて、申し訳無いです。」とお詫びした事もあります。そのお客様が「既にいただいたグラフも大満足。満足しながら何度も見返していたら、更なる使用用途のアイディアが浮かんだわけよ。」と言ってくださったのは本心だったのか優しさだったのか、どちらだったのだろうと思い出しては悩む事もあります。そのお話を数年後に別の仕事の時に「数年前のアレって、実際どうだったんですか?」とご本人に伺ったら「考えすぎ(笑)。でも自分の行動を振り返るって、自己成長に繋がるから良いね。」と豪快に笑っていらっしゃいました。

 このように、機能食品研究所はお客様の「試験結果を有効活用したい。」というお気持ちに応えられるよう、時には悩んだり一笑してもらったりしながらグラフ作りの技術を磨いております。

           そして、次の工程「⑧文章案」へと進みます。

国際航空宇宙展でテーマ曲を脳内再生。

私は、宇宙が大好きです。宇宙で人類が生活する時に美味しく健康増進にも役立つ食生活を送れるための研究に携わりたいという目標が有ります。あと、スタートレックで出てくるような、非侵襲・非破壊で身体や物体を計測・分析できる万能スキャナ(トリコーダ)が発明されたら宇宙で使ってみたいという夢が有ります。万能スキャナを自分では開発出来ないので、誰かが開発・発売してくれたら買うよという現実味の有る一歩引いた夢をみる梅田。実は作る側になりたいけど、気は確かか?と思われるのが怖いから野望を言えない梅田。

 そんな梅田ですが、10月に名古屋で開催された国際航空宇宙展に行ってきました。開催半年前のある日、同じく航空宇宙好きの皮膚科 磯田先生から「こういう展示会があるよ。宇宙関係の仕事をしたいって言っていたから、初出展をして宇宙関係の仕事を取ってきては?」と教えていただいた事が行くきっかけでした。予算の都合もあったので今年は出展ではなく、どんな展示会かを見に行って来ました。

 今年は名古屋で開催された国際航空宇宙展ですが、会場は港(ポートメッセ名古屋)と空港(セントレア)の2カ所に分かれておりまして、私が行きました初日は港だけでの開催でした。名古屋駅から「あおなみ線」で乗り換え無しの1本、金城ふ頭駅で下車したら徒歩5分で到着。便利な時代になりましたなぁと実感。 私は大学入学前まで愛知県で生まれ育ったので、このポートメッセ名古屋にはよく行きました。当時は「あおなみ線」が無かったので、地下鉄でした。名古屋駅から栄駅で1回乗り換え、名古屋港駅の1駅手前の築地口駅で下車し、そこからバスにゆられること20分という道のりでした。築地口駅の次の駅である名古屋港からもバスが出ているのですが、フリーマーケットや、犬猫が大集合のペット博、同人誌の即売会、車の展示ショーなどのイベントに向かう人たちで行きのバス停や帰りの地下鉄の駅が大行列。友人が「1つ前の築地口駅で降りれば、バスの本数はすくないけど大行列を避けられるって裏技を聞いたよ。始発駅・始発停留所である名古屋港駅と違い、バスも電車も座れないけどね。」と教えてくれ、我々はその裏技を愛用。今の世の中ならブログやらツイッターでその方法が広く認知され、その裏技も大行列だったのではと時代の違いを実感。

 さて、展示会はと言いますと、私の目当ては「宇宙食」「大きなエンジン(航空用・ロケット用)」「JAXA(ジャクサ)の展示ブース」でした。会場に着いた時、既にお腹がグーグー鳴っていましたが、屋台が並んだコーナーの美味しそうな焼きそばやらラーメンを横目に見ながら「宇宙食が売っていると思うから、それまで我慢だ。そう決めていたんだ。」と自分に言い聞かせる梅田。 まずは大きなエンジンを見て「おお、これが莫大な動力を生み出すのね。この重厚なボディと、縦横無尽に這う大小様々な管が何とも素晴らしくマッチしている。」と、機能面だけでなく美しさにも感動。ふと横を見るとヘリコプターの実物が飾ってあるコーナー発見。ヘリコプターといえば超音速攻撃ヘリ・エアーウルフという海外ドラマを中学生の時に観ていたので、あのテーマ曲が頭に流れながらうっとりした表情で見てまわる。

 そしてJAXAのブースでは「はやぶさ」の模型を見ながら、「宇宙キター」という変身ポーズでおなじみの仮面ライダーフォーゼのヒロインが歌っていた「がんばれ、はやぶさくん」の歌が頭の中に流れる。宇宙服の展示を見ながら、今年、アニメや実写映画になった「宇宙兄弟」という漫画のアニメ版テーマ曲が頭に流れる。私は何かを見ると勝手にテーマ曲が脳内で再生されるようです。私だけでしょうか?

 そんななか、お腹の空き具合が最高潮に達した時に、お土産屋コーナーで宇宙食を発見。乾燥タコ焼き・水で戻すお餅・レトルトカレーを購入し、持ち込みOKの飲食スペースを探し、移動。ロケットのエンジンを眺められる特等席にて、乾燥タコ焼きをボリボリと頬張り、お餅をペットボトルの水でふやかして食べるという、最高の食事を満喫。頭の中は、映画版「美味しんぼ」の主題歌。宇宙用カレーは家に帰って奥さんと一緒に食べようという楽しみの余韻を残しつつ、会場を後にしました。

回覧・印

 最後のページまでお読みいただき、ありがとうございました。

    差し支えが無ければ回覧いただけると幸いでございます。

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