機能食品通信028号

  • ■ 今回のテーマ

・ドラゴン?

・魔法みたいなパソコン技。

 機能食品研究所、梅田です。いつも大変お世話になっております。

昨年もご愛顧いただき、ありがとうございました。本年も皆様のお役に立てるよう、技術とサービスを磨いて参りますので、末永くお付き合いいただきますよう何とぞ宜しくお願い申し上げます。

 先月号も、お便り・コメントをいただきました。「皮膚測定機器の説明がのっていて、参考になりました。」「道具が大好きな梅田さんらしい内容でしたね。」「7つの強みが具体的で良かったです。(職場内で)測定機器の種類の説明をする時に使わせて貰いました。」「(テレビ番組)カラダのキモチの痒み特集、偶然観ましたよ。(掻いている時に)生じる音を使った痒み評価で三重大学の先生が出ていらっしゃいましたね。」

こうやって皆様からコメントをお寄せいただけます事が、励みになっております。とても嬉しいです。

ドラゴン?

 今年は年賀状を、機能食品通信1月号に同封する事にしました。

まずは、弊社が入っているビル1階のお店の文具コーナーで『切手無しハガキ』を買ってきます。そしてインクジェットプリンタで印刷をし、下に5分の1ほど空けてあるスペースに1枚ずつボールペンの手書きでご挨拶メッセージを書き込みました。

 イラストですが、『一部で味(あじ)があると言われている絵』を載せたいと思い、私が筆ペンで描き、それをスキャナで取り込んでからPC上で色塗り。ドラゴンボールを7つ集めた時に出てくるシェンロンのような、空中に浮かぶ長くて力強くてカッコ良い龍を書く技術は梅田には有りません。空想上の生き物なので図鑑には載っておりません。どこかの本に書いてあった話では、龍とはカラダ部位が鹿、ラクダ、ウサギ、蛇、鯉、鷹、虎、牛のパーツで出来ているという言い伝えもあるそうです。前置きを色々書きましたが、私がこの文章で言いたい事は、イラストが『牛』や『鹿』や『馬』に見えたとしても、ご存じの通り今年は『辰年』で正解です。

魔法みたいなパソコン技。

 私ですが、パソコン操作や実験機器取り扱いなど、誰かの手技手法を見せていただくのが大好きです。ジロジロと相手の手元を見ていると失礼なので「勉強させてください。」と一言お願いをして見せていただく事にしております。または、偶然目に映ったすごい技術に見入ってしまった時は「そのやり方、知りませんでした。勉強になりました。ありがとうございます。」と必ずお礼を言うことにしております。

 何年か前の話ですが、ワードやエクセルなどで『コントロールボタン(Macならコマンドボタン)を押しながらYボタンを押す』方法を知り、感銘を受けました。これが『Y』ではなく『C』ならコピー(複写)、『X』ならカット(切取)、『V』ならペースト(貼付)、『Z』なら行程を1つ戻る。『Y』だと何が出来るかと言いますと、繰り返し作業(反復)が出来ます。前にやった操作を次の場所に有る文字・数字等を使って再現できるのです。たとえば、文章内で朱書きにしたい単語が30カ所ほど有るとします。まず1つ目の『朱書きにしたい部分を選択して色を変えるボタンを押し』ます。その直後に連続して行うのであれば、またわざわざ『色を変えるボタンまでカーソルを合わせて押す』のではなく『コントロールを押しながらY』で朱書きになります。この技術を知り、私は作業効率がグンとアップしました。

 他に勉強になった例ですが、たとえばワードで文章を作るとき文字の大きさを変えるとしましょう。『文字の大きさの数字の選択肢一覧にある数字から選ばれるかた』もいれば、『その選択肢一覧にカーソルを合わせ、選ぶのではなくお目当ての大きさの数字を直接キーボードで打ち込むかた』もみえます。そのほかにも『選択肢の近くにある【Aというアルファベットのマークの横に▲(大きくするという意味の矢印)が付いたボタン】をポンポンと数回押して好きな大きさになるまで押すかた』もみえます。

 文章をコピーして貼り付ける時にしても、『マウスで文章の起点をクリックし、クリックしたまま終点までカーソルを持って行って離して範囲を指定するかた』もみえれば、『シフトキーを押しながら上下左右の方向キーを押して文章の起点と終点指定するかた』もみえられます。

 コピー(複写)やペースト(貼付)も『右クリックでコピーやペーストを選ぶかた』や『コントロールキーを押しながらCやVを押して行うかた』、なかには『範囲を指定して白黒反転している状態の文章・単語の上に矢印を重ねてからマウスでカチッと押し、そのまま移したい場所までズリズリと引きずって移動(ドラッグ)』させるかたもみえます。

 他にも、『よく打ち込む文章を登録しておき、その文頭の数文字打ち始めると100文字程度の候補文章が出てきて選べるようにしているかた』もみえますし、『よく使う文章を、別のファイル(テキスト帳等)に複数羅列しておき、必要に応じてコピー(複写)とペースト(貼付)するかた』もみえます。

 普通に使うだけでも色々と便利なコンピュータですが、便利な手技手法を知れば知るほど作業効率がアップしていくのを感じます。私は新たな手技手法を見るたび、まるで魔法でも見ている気持ちになり、そして自分でも同じ事が出来るようになると同じく魔法でも使っているようなワクワクした気持ちになります。

 このように誰かに手技手法を見せていただき「おお、すごい。」と感動するのが好きな梅田ですが、いつ頃からこのような習慣・興味が始まったのだろうかと思い出を辿ってみました。

あれは小学3年生事です。当時(1980年代)はファミコン(ファミリーコンピューター)ブームの最中でした。雑誌を見ても友人の話を聞いても『スーパーマリオ』とか『ゼビウス』のようなファミコンゲームの話題で持ちきりでした。私も両親におねだりをし、ファミコン本体を買いに連れて行って貰いましたが、大ブームの影響で5件のお店をまわっても全て売り切れ。6件目に行った隣町の大型店舗(ユニー)のオモチャ売り場も、残念ながら売り切れ。数日待てば入荷するかもしれないから、予約してはどうかと言われましたが、待ちきれません。「次のお店につれてって欲しい。」と父に言おうとした時、父が立っていた所に展示してあった『MSX(エムエスエックス)』というテレビにも繋げるパソコンが目に映りました。ご存じのとおりファミコン本体は紅白の本体に『カセットを指す場所』が有り、本体から伸びた2本の線に各々ゲームを操作する十字キーやら押しボタンが付いた『コントローラ』が付いております。このMSXは本体に『カセットを指す場所』と『コントローラ』だけでなく『パソコンのようなキーボード』まで付いている未来を感じさせる構成でした。父に聞いてみると「ゲームも遊べる。プログラムを組んで動かす事もできる。音楽の譜面を打ち込んでおいて自動で演奏も出来る。」との事。これは面白そうだと思い、MSXを買って貰い帰宅。その翌日、学校に登校しMSXを買って貰った事を友人達に話したのですが、彼らがMSXを知らなかった事と私が魅力を充分に伝え切れなかった事から、すぐに話題はいつも通りのマリオやらゼビウスへ。そうだった、ブームに乗りたかったのが目的だった・・・と思い出し、落胆。でも、ファミコンブームに乗れなくても、この素敵なアイテム『MSX』とやらを思う存分楽しめれば良いやと気持ちを切り替えた小学3年生の梅田。余談ですが、私は独りっ子なので「兄弟が親とファミコン本体を買いに行ったのに、なぜかMSX買って帰ってきた。許せない。」とう悲劇の物語は発生しておりません。

 さて、このMSXですが、初心者用の解説本も買って貰ったのですが私には『プログラムを組む』とか『楽譜を打ち込んで音楽を自動再生』という技術は難しすぎて夢のまた夢。クラスメイトとのファミコン話には相変わらず加われないうえ、MSXで格好良い事もできず八方塞がり。購入から数日後、別のクラスの友人と話していたら、その友人の兄がMSXを持っているという事が判明。どうやら私の周囲では、中高生の兄弟がMSXを持っているというパターンが多かったらしく、その方々を紹介してもらい色々な年齢の友人が出来ました。私から見たら、彼らは魔法使いか何かのような魅力的な事が出来る素敵な方々で、あこがれました。プログラムを組んで音楽用カセットテープにデータを記録しておく機械を繋いで使っていたり、飛行機の操縦桿のようなコントローラを繋いでフライトシュミレータで大空を駆け巡ったり、海外製のゲームの日本語移植版を楽しんでいる話を聞かせて貰ったり、実際に触らせて貰ったり、自分も親に頼んで拡張機器を買って貰って使いこなすというワクワクの毎日でした。そしてそのMSX好きな素敵な方々ですが、私の周囲限定かもしれませんがコンピュータ以外も独特な世界観を持っているかたも多く、読んでいる漫画、聞いている音楽、好きな小説の趣味が今まで聞いた事もないようなものばかり。クラスメイト達が知らない世界を私は知っているのだという気がして、嬉しくてたまりませんでした。その体験のおかげで、私は色々な方々の手技手法や趣味の話を見聞きするのが大好きな人間になったみたいです。

 この正月、名古屋高島屋の喫茶店でケーキを食べながら父に「今になって振り返ってみると、小学3年生にファミコンを買いに行ったのにMSXを買ってきた事が、今の私の性格を形作っている気がする。あの日、(父が)MSXコーナーに立っていたのは、偶然?」と聞きましたが、明確な回答は無く静かに微笑んでおりました。あれは『色々なものを見聞きしてきなさい。』という気持ちを込めた、幼い息子への無言のメッセージだったのかもしれないと思っております。

回覧・印

 最後のページまでお読みいただき、ありがとうございました。

    差し支えが無ければ回覧いただけると幸いでございます。

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