機能食品通信015号

  • ■ 今回のテーマ

・大阪で3D映画の次を行く技術に遭遇し、驚きました。

・USJで皆が私に振り返るのです。

・測定機器の動作チェックを欠かさない梅田。

・測定機器の使用方法は、測定日毎にチェックリストで確認します。

機能食品研究所、梅田です。いつもお世話になっております。

寒さが一段と増して参りましたので、お風邪にはお気を付けください。

皆様から「定食屋でメニューを見るのが楽しくなりました。」「通信、読んでいますよ。」というお便りをいただきました。とても嬉しいです。

大阪で3D映画の次を行く技術に遭遇し、驚きました。

先日、大阪に在りますUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に、クリスマスのイベントを観るための日帰り旅行をしました。

本日のお目当ては、アトラクションではなく2つの屋外イベントです。

昼間の『ハッピー スノー パーティ』は路上脇で鑑賞するパフォーマンス。電車型で道を進むステージに載ってダンサーやスヌーピー達が登場し、歌や踊りを披露。 夕方の『天使がくれた奇跡』は広場で観る舞台劇。大きな舞台セットでの歌・踊りそしてツリーのイルミネーションが壮大とのウワサ。広告に【ツリーも、ショーも、今年がフィナーレ】と書いてあったので、特に夕方のイベントは見逃せません。

朝6時に三重県津市の自宅を出発し、朝9時半にUSJに到着。正面ゲートから3分ほどまっすぐ歩いた所に有ったベンチに腰をかけ、ホッと一息。ベンチで地図を確認していると、どうやら現在地は4Dとやらいうアトラクションの前との事。「4Dって何?」と振り返って見たところ『シュレック4-Dアドベンチャー』『セサミストリート4-Dムービーマジック』という看板が目に飛び込んできました。

 その4-Dというのは3D(立体)以上に何が凄いのかと急いでパンフレットを確認しましたところ、3Dの立体動画だけでなく『香り・臭い・振動』が付加されて4-Dとの事。なんだか映画の未来に触れたような気がしました。  今回は観ませんでしたが、次の楽しみが出来ました。

USJで皆が私に振り返るのです。

引き続き、USJのお話です。

15時頃の話。17時45分からの屋外イベント『天使がくれた奇跡』の観賞場所である広場を確認しに行きましたところ、驚きました。メインステージ前の広場の面積の3割ほどが既に場所取りの方々で埋まっているのです。まだ3時間弱あるというのに場所取り合戦が始まっているという人気ぶりを見て「これは良い場所で見ねば!」と、ワクワク感が増してきました。私はUSJには既に2度行った事が有り、今回はアトラクションよりも屋外イベント鑑賞を目的としていたので、さっそく場所取りを開始する事に。保温機能付きのレジャーシートを地面に敷き、風で飛ばないようガムテープでしっかりと固定し、腰を降ろしました。

とはいえ、あと3時間弱あります。「ヒマだな」と思いながら、周りを見渡すとスパイダーマンのアトラクションが一番近い様子。売店にスパイダーマンの漫画でも有れば時間つぶしに最適だろうなと思いながら小走りで駆け込み、3冊ほど買ってきました。寒い海風が身に染みるなかで、レジャーシートに座りながら漫画を熟読する梅田。

しばらくして、ある事に気づきました。近くを通った方が何かコソコソと何かを言いながら私の方を見返すのです。きっと、ガムテープを借りたいのだなと気づいている私。なぜなら先ほどまでレジャーシートの上にガムテープが置いてあった時に、色々な方々が借りに来たからです。

・・・いや、違いました。

私が読んでいた漫画「スパイダーマン(作画 池上遼一)」が原因。

日本人がスパイダーマンの格好をしてマスクだけ外している姿の表紙を見た方々が「なぜ、日本人なの?」という驚きを感じたみたいです。

実は、売店で唯一売っていたスパイダーマンの漫画は日本で描かれたものだったのです。主人公はアメリカの青年『ピーター パーカー』ではなく、日本の男子高校生『小森 ユウ』なのです。1970年頃の別冊月刊 少年マガジンに掲載されていたそうで、時代背景は昭和40年頃。黒い学生服の高校生がスパイダーマンに変身して戦う物語。能力も格好もアメリカの本家(マーベル・コミック)とほぼ同じで、壁に張り付いたり、もちろん手首から糸を発射します。

余談ですが、東映の実写版も存在するそうです。私も観た事は無いのですが1978年頃の作品で、主人公『山城 拓也』がスパイダーマンに変身して戦うそうです。さらに主人公の基地が宇宙船だったり、その宇宙船が全高60メートル巨大ロボット『レオパルドン』に変形して戦うという「それってスパイダーマンか?」と驚く設定も必見との事。

いずれにせよ、「USJで日本人版のスパイダーマン漫画を読んでいる男が居たけど、あれって何だったのだろう?」というモヤモヤした気持ちの方々を大量発生させてしまった梅田でした。

測定機器の動作チェックを欠かさない梅田。

 私が好きな業務の1つに測定機器の動作チェックがあります。他の業務に影響が出るといけないのでサササっと済ませますが、私が欠かさず真剣に行なう姿勢はずっと変わりません。

あれは9年ぐらい前にDNAマイクロアレイ(DNAチップ)という細胞内等で発現している遺伝子情報を網羅的に検出する道具を使った研究をしていた時の事。研究では欠かす事のできない『ピペットマン』というマイクロリットル単位の微量の液体を量り取るマイクロピペットについてのお話です。

私が自分用として確保してあるお気に入りのピペットマンを大切に扱い、収納・保管も丁寧に行なっているのを見たT教官がおっしゃられた「感心だな。ピペットマンは武士でいうところの刀だ。ピペットマンが正確に機能しないと研究者生命に関わり、討ち死に同然だからな。」というお言葉が心に残っております。

愛着をもって扱っていれば、不調が発生する前に違和感で気づけるようになったり、自分自身の手に馴染んでくると更に上手い使い方を思いつくという剣の達人のような世界がみえてくるそうです。

その話を聞いてから、自分の関わる試験・実験道具は、ただ使うのではなく出来る限りこまめに自分でメンテナンスしようと思ったのです。その気持ちに応えてくれているからか、私は無事に研究をし続ける事が出来ております。

測定機器の使用方法は、測定日毎にチェックリストで確認します。

前述の通り、私自身で真剣に動作チェックを行なった様々な機器ですが、測定日の現場では梅田が忍者顔負けの分身の術で多数に分裂し丹念に測定をします・・・・というわけにはいきません。

そのうえ、1日に何千回という繰り返し計測をしても正確さが失われない研究者達が測定を担当しますので、私が分身の術を披露しなくても大丈夫なのです。

測定担当者達の正確さは折り紙付ですが、万が一のミスが万が一でも発生してはいけないため、それを防ぐ仕組みが必要です。そういう仕組みを作るのが私の仕事なのです。

 そこで私は大学時代の担当教官(ネルソン先生)の教えである、準備・実験・試験行程のチェックリストを作っておき、現場でのようにチェック(完了)マークを入れるという手法を採用しております。これが有れば細かな設定や手順通り行なったという記録にもなりますし、何よりも忘れによるミスを回避できます。

更に、三重大皮膚科の磯田先生から教えていただいた『写真と短文で的確に伝える方法』を組み込む事により、忙しい現場でもサッと読み返す事ができるようにもなっております。

このようにして、正確性に磨きをかけるために様々な工夫を織り交ぜているのが機能食品研究所なのです。

回覧・印

 最後のページまでお読みいただき、ありがとうございました。

    差し支えが無ければ回覧いただけると幸いでございます。

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